タイル 下地立ち上がり面(蹴上げ)を簡単に施工する手順

この記事は2023年3月5日(日)に編集更新しています。

 

一般住宅のタイル貼り施工で立ち上がり面をふかすことが必ずあると思います。そんなとき、普通はモルタルをコンクリート下地に塗りこんでタイル下地の寸法に仕上げていきますが、もっと簡単に施工する手順を書き残しています。

 

 

タイル 下地立ち上がり面(蹴上げ)を簡単に施工する手順。タイル下地側面はバサモルタル仕上げが無難だ

現場に入るとコンクリートたたきができていますよね
そこで、水洗いをして接着剤をぬり墨出しとつづきますが
側面が30ミリ以上ある場合はバサモルタルの詰め込みが無難です

次の目次でタイル下地簡単施工例を紹介しています。

 

バサモルタル詰め込み立ち上がり施工ではペーストが命

では、バサモルタルを詰め込んでいくまえに

・セメント
・メトローズ
・接着剤

この3つでつくるペーストの作りかたを説明します。
とにかく、メトローズの量を多くしモタモタした
ペーストをつくります。

これは、水分が多くなれば接着力が落ちますので注意です。
次に型枠などを利用してバサモルタルのつめこみのコツを
残しています。

 

タイル 立ち上がり,バサモルタル側面つめこみの調合

土間タイル下地のバサモルタルの調合とは違い
立ち上がり面につかうバサモルタルはセメントの量で
決まります。

とにかく甘いバサモルタルをつくり
ペーストが乾いてしまう前にモルタルを詰め込みます。

詰め込む手順としては

・ペーストを厚めに塗りこみ
・タイル下地寸法より外側に型枠をセットする
・型枠をセットしたらその詰め込みたい場所にバサモルタルをつめていく

詰め込むまでの手順はこうです。
ここで、大切なのはシッカリと詰まるように
バサモルタルを押し付けます。

私はハンマーの頭をつかい押し付けていますよ

*注意
バサモルタルをさくく(セメント量を減らした場合)

型枠を外してタイル下地をつくろうとすれば
崩れ落ちてきます。

立ち上がり面施工はセメントを多く使います。

 

バサモルタルを詰め込んだ後はしばらく放置

それでは、型枠を外しますがこのときのはずし方は横にスライドして
型枠をとってください。

そこからタイル下地の寸法を決めますが
タイル下地の寸法はきっぱり合わせないないことがコツです。

 

*ここからの手順としては
・寸法にしたい場所に印をつけます
・定規が長さに達するところに立ち上がり面に直立水平を取ります
・定規で側面を均し木コテをつかい面をしあげます

 

*蹴上げ部分タイル下地つくりのコツ

例えばタイルが10ミリならタイルの厚み分を引いてタイル下地にしていきますが私の場合、10ミリ以上は見ます。

なぜなら、そんな簡単タイル下地は成功しないからなんです
なのでスケールを伸ばして隅々から10ミリ引くのではなく
15ミリづつ内側にタイル下地をあわせると楽に施工できます。

 

*関連記事として、土間バサモルタルの
施工方法についても詳しく説明しています。

バサモルタル調合は天候で左右する。施工後の失敗はこれだ!

 

タイル 下地立ち上がり面を簡単に施工する手順(まとめ)

タイル仕上げには必ず立ち上がり面がでてきます。
これをモルタルだけで施工してくのは時間が掛かりすぎますので参考までです

 

「プレイン 床 タイル」この材料を使っていた時代は

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